前回に続きまして、「誕生!中国文明」展レポートです
第一部にかなり時間をかけてしまいましたので早足で。。
第二部【技の誕生】
私の中で二部のハイライトはこれ
七層楼閣(しちそうろうかく)
土製でしかも、32のパーツからできていて、(組み立てる人は神経使いそう…)
最上階の窓には人がいたり(開閉できる!)門前には犬が寝ていたりと、
シルバニアファミリー世代の私にとってかなりときめきました
「カンジちゃいな」第二弾は「型」
ほへ~青銅器の造り方が隠されているとは漢字はホントに奥が深い
途中こんな体験コーナーが…
もちろん、私もキリでゴリゴリ
まったくけずれません
11/20の時点で2つの穴があいていました。来場者の努力の賜物です
飽きっぽい私は到底玉職人にはなれません
第三部【美の誕生】
やはり生活にゆとりがあると、美を追求したくなるもの
鎮墓獣(ちんぼじゅう)
これが美なのかは不明ですが…
怪談話にでてくる人面犬みたいです
墓を守るんだそうです
日本でもなじみの深いもの2連発
宝冠如来坐像 (ほうかんにょらいざぞう)
天王立像(てんのうりゅうぞう)
んっどこか違うのに気が付きましたか?
この如来坐像は日本でみるものより冠をつけたり腕輪をしたり、おしゃれですねぇ
インド→中国→日本 の過程でまたかわってくるんですね
次はかわいらしい3連発
五鳳香炉(ごほうこうろ)…両羽、尾っぽ、お腹に子供を乗せた肝っ玉母ちゃん鳥(鳳凰)
胡人・馬(こじん・うま)…飼い主と、飼い主より驚く馬
胡人俑(こじんよう)…食べ過ぎたお腹をさする3人の男
それぞれの持つ意味は全然違うと思いますがかわいい
「カンジちゃいな」第三弾は「為」
そうなんです。
象と鼻を握る人の手でできたんですねぇ
ほへ~
人の為に働く象が語源とは
馬、牛と並ぶ、人にとっては大事な動物だったのですねぇ
しかし、一番右の麒麟は架空の生き物です。。。
いや、当時は架空ではなく実在したのでしょうか
そして、本気で漢字を使用する時代へ
ふむふむ、これは学校で習いましたよ
占いから漢字がが始まったんでした。
実際に占いに使用した「卜骨(ぼっこつ)」
骨の割れ具合で、人生左右されてたんですねぇ
それから、器とかにも、文字を彫るのが流行ったそうです。
これは「子、孫の代まで繁栄しますように」という願いを込めて
「子」「孫」ってところ、わかりますね
ここだけの話、高校の頃は美術の時間は書道を専攻してました
この文字の書体は「隷書」
このように石に彫られた文字を見本にして練習してたなぁ
これまた懐かしいです
なぜか、中国の歴史をめぐるのと同時に、高校の思い出もめぐる1日になりました
この展示は28日(日)まで。お早めに
想像以上にボリュームのある展示でした
帰りは、紅葉を眺めながら帰りました
※写真の使用は「九州国立博物館」からご提供いただきました
2010.11.22 shiki