先日、九州国立博物館「誕生!中国文明」展に行ってきました
今回は中国の河南省という、王朝の歴史の深い場所から出土したものを展示しています
中国四千年の歴史と言いますが、※三千年の歴史とも言うそうですbyテラオカ
その長い歴史と、広大な土地を持つ中国
とても興味深い出土品がいっぱいありましたよ
なんと三部構成とのこと
高校では日本史専攻だった私。世界史は苦手だな~
と思いながらも、はりきって入場
第一部【王朝の誕生】
まず、出迎えてくれるのが、動物紋飾板。
身分の高い人のお墓から出土したもので、
トルコ石がたくさん嵌められてました
私の誕生石だ~
中国から日本に伝わったもの中で、身近なもののひとつ「漢字」
「カンジちゃいな」という題名の下、漢字の語源の説明パネルがあります。これがまたおもしろいんです
「王」の語源となった「鉞(まさかり)」でも、中国では「鉞(えつ)」って言うんですって
ほへ~音読み訓読みですね
次は青銅の鐘 大→小
音楽祭祀に用いられたとあります
大小さまざまで、内側には音の調整のために
削られた跡があるそうです。
日本の弥生時代の青銅器も同じような形をしていますが、
実際に鳴らすことはしてなかったはず…
やはり、中国は進んでるな~
高校時代ハンドベル部だった私
ハンドベルのように片手では到底持てませんが、通じるものがあります
玉覆面(ぎょくふくめん)
パーツがばらばらになってますが、実際にはつなげて、
なくなった人の顔にかぶせてたそうです
さくらももこさんのマンガに出てきそうなキャラクターに
見えるのは私だけでしょうか
九鼎(きゅうてい)
の中に
八簋(はっき)と九鬲(きゅうれき)が入った状態で出土
いや~漢字が難しいIMEパッドに感謝です
九鼎は王が9つの州から献上させた金で
この鼎(かなえ)を作り、王権の象徴としたんだそう
ほえ~なんか不思議です
これが王権の象徴と思うと、当時の青銅器の価値がうかがえます
でました金縷玉衣(きんるぎょくい)
既に紹介した玉覆面もですが、すべて玉
玉には、遺体の腐敗防止や死者の再生の力があると
信じられていたそうで、指の一本一本まできれいにおおわれています。
この写真の左下の粒みたいなもの、これは玉で出来た栓。
鼻や耳に入れて、気が抜けないようにしたそうです。(炭酸みたいですが…)
玉(ぎょく)…きめが細かく光沢のある石※九州国立博物館HPより引用
うぅ~!なかなか面白くなってきましたよ~
思った以上に長くなりましたので、其の二につづく…
※写真の使用は「九州国立博物館」からご提供いただきました
2010.11.22 shiki